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森沢のり子の日記







Date:2006.09.18
Title:本のスタイリングをしちゃいました

お土産 お土産
初めて、一冊の本のスタイリングをしました。通常私は、料理を考えたり、作ったりする人なのです、とは言え、私の料理の、器や、クロスなどのスタイリングはいつもやっていますけど・・・ある日、森永のモウというアイスクリームの撮影をしたときに、お知り合いになった博報堂の一倉さんというディレクターから紹介で、出版社から、和菓子の本のスタイリングをやってくれないかというオファーがありました。もちろん、私は、面白がりですから、二つ返事。あっという間に、仕事は始まりました。(この写真は、撮影中に、毎日たくさんできる和菓子がもったいないのでお土産に。冷凍してずっと楽しめました)

初めての打ち合わせ
初めての打ち合わせは、銀座の文明堂の喫茶室。大勢お客さんがいる中での一角で、プロデューサーの大田さんが待っていてくださり、「はい紹介します、高橋書店の高橋さん、デザイナーの前田さん、編集の青木さん。」本のラフを渡されて、ささっと説明されて、「じゃあ、もう少し細かい詰めは2週間後」とコーヒーを飲み解散になってしまいました。
私のいつものスタイルとしては、出版社や、プロダクションや代理店などの会議室に、打ち合わせ資料がばっと並んでいて、堅苦しく始まるものだという固定観念があって、どうも落ち着かない。帰り道、アシスタントの由貴ちゃんと、「なんだかこれでいいのかなあ?本当に仕事が始まったのかしら?」奇妙なスタートでした。
初めての打ち合わせ

撮影 撮影
その後、もう一度打ち合わせが有って、そのときには、ページ割と、載せるお菓子、必要事項(材料の説明、ギフトのラッピング、道具の説明、)できていました。私は、前田さんと、器やバックの布のイメージ、添える12ヶ月の花、ラッピングのいろいろの打ち合わせをして。そのときも喫茶店、今度は恵比寿でしたが・・・(高橋書店には立派な社屋があります。後で知ったことですが・・・皆喫茶店が好きなのだそうで・・・。)いつも、ラフに集まって、ゆったりとしたペースで静かに。私は広告の仕事ばっかりしてきたので、書籍の世界がこんなに穏やかなペースで進むものだとは思いませんでした。でも、撮影当日には、お菓子も著者である大田卓司さんが来て、見事におつくりになり、私も、鎌倉の山の中や、銀座の司などで、四季の野の花を取り揃え、ラッピングも、風呂敷も手縫いし、消しごむの判子も作り、一つ一つの写真が打ち合わせにいた人たちにカメラマンが加わっただけの、わずか8人ほどで、たんたんと丁寧に作られていきました。発売は、7年、来春になります。またやりたいと、終わったとたんに思わせる、良い仕事になりました。こういう時間の流れ方もあるんだと。







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