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森沢のり子の日記







Date:2010.05.11
Title:観音様

正・五・九 正・五・九
私の父は、商売をしておりました。
商売人は、商いをさせていただいている神様に、いつも感謝をしております。(山本周五郎の小説にも、よく豆腐屋の夫婦とかが、神様の前を通るときに、ありがとうございますと手を合わせるところが出てきますでしょ)お願いをするのではなく、生きさせていただいてありがとうございます。と感謝をします。
私の父も、成田のお不動様に、母と連れ立って、お正月と、五月と、九月に、毎年欠かさずに行っていました。
私も、それを習って、正・五・九に浅草の観音様に行っています。
この10年くらいは助手さんも一緒に・・・ことしはめぐちゃんと。

なぜか・・・。
以前に、うちにいてくれた由貴ちゃんと、観音様に行っているときに気がついたのですが、私たちが行くときに、必ず、何かイベントがあるのです。ある時は、林家三平さんの、襲名のお練り(このときは、石原プロのしきりだったようで、日ごろお仕事をさせていただいてる方々のお顔が見え、引き出物と、お酒をいただいてしまって、感激しました。)ある時は、偶然調べて行ったのではないのに、一粒万倍日(漢字が違っているかもしれません)確か一回行くだけで、一万日分のお利益がある?(ごめんなさい。はっきりしなくて)だったり、私たち、不思議よね・・・と話しておりました。
私が一人で行った、お正月には何にもなくて、めぐちゃんと行った今回は、浅草寺幼稚園の、お祭りがあって、小さなおみこしが3〜4台、だしが2台出て、小さな子供たちが、元気一杯に担いで、引いていました。
やはり、助手さんと行くといいのかな?
なぜか・・・。

いつものコース いつものコース
いつも、観音様の帰りには、並木の藪に立ち寄って、熱燗を一杯、わさび芋や天ぷらで、そして、〆はもちろん、ざる。(ここは、ただのざるは海苔無しで、海苔付きと言うのが、普通のざるのことです。もりはありません。念のため)
つゆが、濃いのです。あまりの濃さに、おそばの下1/3位しかつけられません。落語のあの食べ方です。
でも、私は、東京で一番好きなお蕎麦屋さんです。
実は、蕎麦屋さんで飲むと言うのも、父が教えてくれたことでした。「蕎麦屋は、飲むところだからね!」って、私の亡くなった、相棒もそうでした。

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