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Date:2013.09.22 |
Title:初めてドラマをやりました!急ですみません、あさって放映です。。。 |
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ある日、メールがなにげなく届きました。 毎日のチェックが、時々さぼりがちなこの頃、膨大な迷惑メールの中に、正田さんという方からの一つのメールが有りました。 ある、スペシャルドラマの台本を作る段階からかんで、メニュー作り、フードコーディネートをやっていただけないかとの問い合わせでした。 嬉しかったですね、長い間、映画やドラマのようなストーリーのある長いものをやるのは夢でした。 映画を撮ってらっしゃる監督にCMの撮影でお目にかかるとお願いしたり、初詣で神様にお願いしたりしても、何十年とできなかった事が、メールである日ふっとやってきたのです。迷惑メールと間違えて消してしまわなくて良かったと心底思いました。 でも、それはフランスに行く1週間前の事でした。(去年から相棒をなくしてから行けなかった海外に行けるようになりました。) メールのやり取りをして、やらせていただく事にし、プロデューサー、監督とお目にかかるのは帰国した2日後にさせていただき、まだ半分くらいの完成の台本を抱えて(誰にも見せませんと約束をし)飛行機に乗りました。 |
プロフィール プロデューサーと監督、正田さんがいらっしゃるのかと思っていたら、チーフプロデューサー、私のかかりになって下さる助監督、たくさんの方がいらしてびっくり! 実はもう言えるのですが、ホームページでスタッフリストが乗るまでは話してはいけない事でした。 日本テレビの24時間テレビの中の毎年ドキュメンタリーをもとにして作られているドラマだったのです。 ドラマ初めての私に、局が力を入れている、嵐の大野くん主演のドラマはプレッシャーでした。それに料理がかなり重要なお話でした。 以前に、市川潤監督や村本大志監督が食品のCM以外は、出てくる人たちのプロフィールを一人づつ生まれたときから学校、趣味、仕事、役職等詳しくいつも書いてくださったのを思い出して、お忙しいのに大変だと思ったのですが監督にお願いしてみました。 本当に、丁寧に書いて下さいました。おまけに、ヒントとなる資料も下さいました。コミックスとか。 台本とプロフィール、資料をもとにメニューを作り、作り方を監督にお伝えし、器を集め、スタートしました。でも、この時まだ、キャストは大野さん以外はまだ誰も決まってませんでした。 |
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今日の日はさようなら タイトルです。 良い本を作るのに監督、脚本家が努力の結果です。初めていただいたのが5稿、それから6稿、決定前稿、一番右の台本が来ました。それに合わせて、料理もかえたり結構楽しい作業でした。手前は一日分づつの割本というものです。
撮影は、初心者の私にとって本当に大変でした。 家族の食卓ですから、主菜、副菜、常備菜、お漬け物、ご飯、お味噌汁が4人〜5人分10何シーンも続くのです。 ドライ、テスト、まではからのお皿です。ランスルーから食べます。本番。皆さんすばらしい役者さんですから、だいたいテイク1ですが、たまにテイク2も有るので、3回分以上作っておかなければなりません、CMだって、もっともっとテイクを重ねる事が有りますが、だいたいは同じ料理でです.多くても6種類くらいです。 今回のドラマはご飯、お味噌汁まで入れて一日に60くらい有ります。ドラマとしては珍しいシズルカットも有りました。 でも、役者さんが美味しいと言って下さると嬉しくて、日々頑張れました。朝始発で行って最終で帰る、2時間睡眠が何日も。 でも、うちのスタッフはもちろん助監督の西さん、美術チームの皆さんのサジェストが心から嬉しく感謝の日々でした。
8月24日時9頃からです。 24時間テレビSPドラマ「今日の日はさようなら」(ホームページ有ります) ぜひ、見ていただけると幸せです。でも、私は完成したものを見ていないので、もしかしたら、ほとんど映っていないかもしれません。 相米慎二監督とCMの撮影した時、浅草の永井荷風が通っていた洋食店の料理を全部というオーダーで作った時、出来上がりには何一つ映っていませんでした。 「森沢さんの料理があったので役者さんの良い顔が撮れたんだよ」 とても、嬉しかったのを忘れていません。 内容に関しては、オンエアーが終わったらUPします。 |
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